生板帳

株式投機に関する備忘録です。

第一◯◯OB訪問会

昨日いってきました。正直セミナー、説明会参加0なんで自分が選考フローに乗ってるのかも分からず、そのくせES出してしまってるっていう。最低限それっぽいESが書ける程度にしか生保業界のことを知らずに挑んだのですが、案外面白かった。いや、5月とかに受けてたら普通に多分行きたくなってたなー。生保業界の中でも特にチャレンジングなことで知られてる会社です。
後で書くけどプロファイとか志望してる学生は実は第一生命狙い目だよ(´・ω・`)


形式は会社説明15分、20分ローテ×4という長丁場。会場は日比谷の本社でグループ会社のdlカフェさんがコーヒー、アイスティー、ココアをくれます。
おそらく創業者っぽい面々の肖像画が壁に掛かったそこそこ豪奢な部屋にカントリーロード久石譲のアップテンポアレンジが流れるという異様な(ダサい)雰囲気にちょっと笑ってしまう。ちなみにJPXさんとかは立派なホールにクラシックがかかってました。
けどこういう雰囲気は嫌いじゃなくむしろ好印象。なんか素朴な感性が現れてるよね。今回話聞いてて思ったけど第一生命さんは生保業界の物産って感じ。日生が商事ね。体育会系とかではなくフランクで気さくというか。普通に働きやすそう。

全体の話としては、この前王者日生抜いたぜ!このまま2030年までに収益二倍、世界TOP5目指すぜ!って話、東京、シンガ、NYに拠点があってこっちにはこれからますます注力するという話。
欲しい人材はProfessional×Teamworkの両立できる人、「周りを巻き込む人」というよく聞く具体性の欠片もない言葉。台風の目にでもなればよいのだろうか。
少子高齢化で国内事業の衰退がほぼ決定しているため、これからはリスクをとりにいく時代とのことです。まあ海外出ても先進国はもちろん東アジア新興国ですら少子高齢化が観測されてるんですが。要は新興国で保険事業が発達する前にパイを全部奪うというザ・グローバル戦略。
個人的に気になったのが孫誕生休暇という制度。


さて今回は運用の方の話メインで聞いてきました。やっぱり運用志望の学生多かった。

  • 一人目
5年目あたりの方で外国債券部で為替業務。業務内容は
  • 為替ディーリング
  • 外貨調達の補助
の二つ。チーフファンドマネージャー採用とグローバル(総合職)採用の人間がおり、普通はみんな後者。会社もトレーディングでの収益は当てにしてないから損出しても首とか異動はない(マネージャーは別)。ちなみに去年の収益は60億。
総合職社員にはトレードより外貨調達とかでの会社貢献が求められてる模様。それにしても会社の金で自由にFXできるようなものらしく、羨ましいといえば羨ましい仕事だな……。
日生の為替業務が9時前に全員集合してリサーチのチェック、戦略共有してグループ全体でトレードするのに対し、第一生命は正直出社時間も緩め且つトレードも個々の裁量が大きいと仰ってました。俺も働きたい……。

  • 二人目
運用部?の方。投資先企業の選定と、最近は株主としての対話活動。4/1の日経一面に載った取組みですね。運用面でもリスクをとって収益を目指してく方針に」り、これまでみたいに物言わぬ株主から投資家としての株主にシフトしていくとのことです。具体的には企業の経営陣に対して株主としてアドバイス、提案を行うことで投資先のバリューを高めていく。この取組みは普通に面白そう。特に投資家クラスタからしたら楽しいんじゃないかな。半ばコンサルっぽくもある。

  • 三人目
総合審査部で融資先のリサーチ業務を担当している。この人の話は面白かったなー。単に自分の知識がなかっただけかもしれないけど生保業界がプロファイやってるなんて知らんかった。メガソーラーのあれって一応プロファイだったんだね。
これもリスクとってく方針から、これまでみたいにリターンの少ない投資ばかりではなくもうちょいリターン得ていこうと。そこでなんとこれからはプロファイを積極的に行っていくつもりとのこと。金ならバカみたいにあるしね。ローリスクローリターンからミドルリスクミドルリターンへ、といったところ。もちろん第一生命にプロファイのノウハウがあるわけもないので、現在証券会社にヒアリングしに行ったり活発に内部で勉強会を開いたりしてるらしいです。だからプロファイやりたい学生は歓迎したいと仰ってました。
メガバンの説明会行くと猫も杓子もプロファイプロファイ言ってて競合相手多そうだなーって思って萎えるけど、まさかプロファイやるために生保行く人はそんないないでしょう。これから先生保は結構チェックしてもいいかもしれませんね。運用できるしもしかしたらプロファイなんかもできるかもしれないし。