生板帳

株式投機に関する備忘録です。

赤信託OB訪問会&J◯X訪問会

日付は6/3。個人的には両方とも社員さんとじっくり話せてよかった。赤信託さんについては少し興味が湧き、JPXさんについては志望度若干下がり気味。いやね、東証夜もやるよーとかそういう世界の競合マーケットとの関係で最近忙しい、チャレンジングな職場だって聞いてたんですけど、実際社員の方とお会いすると疑問を抱いたり。やっぱりまったり高給感にじみ出てるよね。

 

  • 赤信託大学別OB訪問会

今回は大学別でいつもの30分ローテで、事前に講演あり。もうこの手の講演にうんざりしてたんだけど聞いてみたら案外有益なものでありがたかった。題して「面接の本質」。要は赤信託さんをモデルケースに面接、選考のアドバイスを行うというもの。ありがちだけどこれまで聞いたのでは一番好き。

・(うちは)人物重視。性格テストの比率高し

・面接は最低四回。四回目は意思確認で8月第一週で終わらせるとのこと

・三次で小論あるが支離滅裂でなければOK

・面接で見るところ

ビジネスマンとして→地道な作業ができるか。それを証明するライフスタイルをもっているか(口だけじゃないか)

信託マンとして→誤魔化さない、率直、愚直な人か。他人の言葉を聴き取る力。所謂リーダーシップの有無

・あと面接では七回「何故?」を問うとのこと

 

一般論的なアドバイスでは

・第一印象で決まる!みたいなセミナーを信じるな。実は大手企業の人事部の殆どが採用担当者に対してファーストインプレッションを払拭し、面接の中身を重視するための訓練を課している。第一印象信じてミスマッチとか企業からしたら金の無駄とのこと

・面接で落ちる人の殆どが時間切れ。最終面接は特に「こいつを採りたい」と断言できなきゃ採らないためシビア。30分の面接のうち面接官がしゃべり記入する時間を除けば残るのは20分もない。この時間で相手を完全に納得させなければならない。学生の多くが自分のエピソードをあれもこれも伝えようとして自滅しており、自己分析が足りてない

OBの方から得た情報だと

・市場国債のスタンスとしては債券で得た利益で株を回す(まあ当然)

・出世は遅い。けど役付くと給料一気に上がる

・ディーリングの連中は体育会系。ボーナスちょっと高め

・意外だけど保守的ではなく挑戦的な会社。やりたいという要望は人事に通るし、人事の若手評価の基準もどれだけ新しいことをやろうとしてるか、上の言うことにしたがってるだけではないかというもの。多分若手に発言を求めてる

・まったりではないが高給。且つ一年に二回9連休をとらないといけない制度があり、働きやすい

 

  • JPXOB訪問会

お話を伺ったのは株式部、自主規制法人考査部、上場部の三名の方。正直なところ社員の方も学生もパッとしなかった……。当然業務の大半は保守がメインで毎日のマーケットの監視から銘柄情報の更新などルーティンなものが多いです。だからか社員の方々も切れっ切れの性格というよりは毎日コツコツやるタイプ。ザ・インフラ。話を聞いた社員の方全員大体18時には帰るって言ってましたからね……もちろん出社は9時前ですが。世界的な市場に負けないよう挑戦的な取組を!みたいなイケイケの面を抱えながらも、依然インフラまったりの土壌を覆すのは無理そう。

 

・株式部

現物取引に際して不正がないかの監視がメイン業務。朝七時に出社。新聞20社ほどを読み重要な生地をスクラップして上司に渡す。そして場が閉まってから個人作業。その人はアロヘにあげる銘柄情報の更新を行っており、いつもありがとうございますとでも言いたい気分になる。想定内と言えば想定内だが、株式部はチームごとにローテーションで仕事を回すため、休暇を取るためには1~2か月前に申請しなければならない。ルーティンワークである以上突然メンバー欠けると困るわけですね。

上司からの評価は1.真面目にコツコツ頑張っているか、2.業務と人物がマッチしているかの二点。職場には多様な人材がおり、熱意のある人が多い。というのも単純作業が多いため、おそらくそれにつぶされないだけのモチベーションを持っている、というのがJPXさんが社員に求める資質なんでしょう。面接で執拗に第一志望かどうかを聞いてくるのも、おそらく学生のこういった面を確認するためだと思います。だからJPX受けるときは熱く自分の目標(東京のマーケットを世界一にする!とか)を語り、それがどうしてJPXでしか実現できないのかをロジカルに語るというのがまあ有効なのかな。知らんけど。あと単純作業への耐性を証明するために毎日コツコツ頑張った経験とかあると多分ベター。あ、あと社員で投資経験のある人は1/3以下だと思うって。

 

後のお二方の業務にはあまり興味がなかったので割愛(時間もないし)。一人は自主規制法人の方の考査部で、東証大証の動きを見張るのが仕事。最近だとある証券会社が東証の取引先になるのを阻止したらしい。この人も上の方と同じく、面接では「ここでしかできない仕事がある」というのをプッシュしていたそう。ちなみにもう一人の方は上場部で上場会社の管理リサーチ業務がメイン。

 

 

また長くなってしまった……。セミナーの情報書く前に自分のES書けよと言ってやりたい……。