生板帳

株式投機に関する備忘録です。

テスセン


まず昨日言い忘れたことありました。社員の方曰く今回のセミナーのミソは、JBICがファイナンスする際に最も重要なのはその「意義」だということ。この「意義」というのが彼らの政府系金融機関たる内実であってこの観点は民間にはないらしい。例えばメリルがM&A案件を担当した場合、その案件が顧客以外の日本経済だとかそんなものに対してどんな意義を持つのかといったことを考えるだろうか。考えるわけありませんね。彼らは基本的にお金が得られればいいので。
しかしJBICに限ってはファイナンスの妥当性だけでなくそうしたものも考慮してプロジェクトを評価しないとダメ。具体的には今回の案件なら、1.日本はインドネシアに進出できる、2.インドネシア政府は不足してる電力をリース料で賄える+石油→石炭という資源の交代を行える、3.住商は子会社にまで売上を見込めるとwin-win-winの関係が築き、それが長期的に日本の利益に結びつくのが一番重要だったらしい。書いたり読むと余裕じゃんと思ってしまうが、実際の時間(10分ない)でこれだけきれいに纏めるのは案外難しい。
昨日書き忘れたことはこれぐらい。あ、あとJ◯◯Cのセミナー終わったあとに女の子ナンパしてたイケメンを僕は絶対許さない(´・ω・`)


さて今日は実際受けてきたのでテストセンターのことについて。おそらく調べればすぐ分かるのですごい簡単に


1.種類

・テストセンター、WEBテ(つまりSPI3)
一番オーソドックス。言語(熟語とか長文)、非言語(計算とか)、構造把握、英語の4分野の内企業がオファーしてきたのを受ける。言語は知らない熟語以外は余裕、非言語は数Aとかでやる推論、集合やら+確率。中学生でも解ける問題ばかりだが正解すれば正解するほど問題やってる最中に難易度上がるので、慣れるまでは精神的にきつい。
構造把握については恐らく中々やって来ない問題なので要問題集。テスセンなんて余裕でしょとタカをくくって構造でなにこれ意味不となった僕のようにならないように。

・玉手箱
単純に頭の回転の速さが求められる。計数という名の四則演算(9分で50問)、表の読み取り(15分で29問)、英語、言語。まだ未経験だが問題やってみた感じだと英語がダントツでだるい。さすがに時間足らない。四則演算については電卓の使用が可能だが電卓より暗算の方が早いレベルの問題ばかりなので注意。
裏ルートとして解答集というエクセルファイルが出回っており、自信のない人は使うと高得点を取れる。ただ信憑性に疑問が湧くし、ウィルスくっつけて配布する輩もいるらしいので僕はパス。

・GAB、CAB
命令やら規則性やら見たことないやつ。こればっかりは問題集見てもらうしかない。理系企業はこれを課すことが多いらしい。ちなみにP&Gのサクセスドライバーアセスメントテスト?ってやつもこれに似てる。個人的にはやってて一番楽しい(楽しいというか苦痛じゃない)


2.問題集

テストの種類についてはこんな感じでしょうか。次に問題集かな。SPIについてはナツメ社のが一番問題多いらしく使ってます。極たまに解答間違ってる箇所あったりして不安ですが、ノートの会のしょっぱいやつよりはマシ。玉手箱、CABGABなんかはノートの会のが安定してるのかな?ただ就活関係の出版物の特徴として(業界地図、四季報は除く)最も新しい版を1500円も出して買う必要はありません(去年→今年でSPI2がSPI3になったとかでなければ)。去年のなら2〜300円で買えるし、ぶっちゃけ問題たいして変わらないし。やっぱ就活ビジネスってアホらしいよね。


3.実際の対策(踏み台企業について)

ぶっちゃけテストセンター1回目で満足のいく結果を残すのは難しいです。これはやるまで分からないのですが、近未来的なテスセン会場の雰囲気といい、IE固定で見辛いちっちゃいフォントといい、焦燥感煽るテストの構造といい意外としんどい。コツとしては、完答という概念が意味を持ちづらいのでとにかく正答率を上げるということ(もちろん遅すぎてもダメだけど)。焦っちゃ絶対ダメ。テスセンの結果は使い回せるので、1回手応えを感じるまで受けること。僕は今回3回目でしたが野村総研あたりはこれで出そうと思います。
さてテスセンは企業側から支持されない限り受けることができません。それ故1回目、2回目って言われてもテスセンのためだけにどーでもいい会社にES書いてエントリーせなあかんのと思われる方もいるでしょう。しかし例年プレエントリーするだけでテスセンを受けさせてくれる太っ腹な企業が何社かあります。ここら辺の情報は2chを参照にするといいです。
今年ではSPIー日◯電工、住◯ゴム、リク◯ートジョブスとか、玉手箱ー京◯電鉄、イー◯イリリーなんからしいです。これらの企業は踏み台企業と言われテスセンだけ受ける人が多く、就活生によるSPI練習の場と化しています。

多分まだ気をつけるべきことはあるんだろうけど、僕はスタート遅いなりに(4月半ば)情報絞って手に入れてるんでこれだけ最低知っておけばいいのかな。
企業研究もだけど、研究なんてしようと思えばいくらでもできるわけで(むしろできなきゃ困る)、限られたコスト(時間)でどれだけ必要な情報を集められるかということに尽きます。だから他のタスクを圧迫するほどやり過ぎてもいけないし、面接でボロがポロポロ溢れる程度にしかやらないのもよろしくない。自己分析とかもね、やはり僕みたいにスタート遅いと不安で「絶対内定〜自己分析編」みたいなの買っちゃうんですよ(ES編は普通に参考になるので買っていいと思う)。アレって幼少時のことまで書かせるぐらいがっつりやらせるんで多分結構時間かかります。けどES書いてて思うのは企業研究しっかりやれば自己分析そんなにいらないってこと。自己分析は自分のこれまでの人生上の経験、考えを他者に提示できる情報としてまとめ、いくつか引き出しを作っておく程度でいいと思います。要はそうした自分についての情報をそれぞれの企業ごとに編集、脚色して自分を売り込んでいくのが大事な分けで、企業のニーズを察知するって意味でも企業研究は欠かせないのです(まあどっちも結局はバランスなんでしょうが)。最後に言っておくと僕だってまだ就活終わってないので、ここに書かれた情報は「またこいつ何か持論()展開しちゃってるよ」ぐらいの態度で読むようにしましょう。

そして明日はいよいよ大本命◯銀さんの茶◯会(という名のOB訪問会)。ネーミングセンスもさることながらなんと会場が金魚坂という無駄なオシャレっぷり……(金魚坂についてはhttp://www.another-tokyo.com/archives/50493117.html)。経、法の二強が謳われるところですがなるべく頑張りたいですね。訪問会行ってリクつかなかったらマジ悲しいんで頑張らねば……。